プレスリリース：半田市中心市街地・半田運河エリア活性化事業 始動
半田市中心市街地・半田運河エリア活性化事業 始動
国指定重要文化財小栗家住宅の活用に向けて日本文化を伝えながら保護とおもてなしを両立させる工夫
窓台をカウンターのように使える「萬三商店の丸折敷」等を設置
半田運河のエリアマネージメントを行う_ｕｎｇａ（半田市観光協会 半田運河まちづくり事業部）は、４月１９日～３０日に開催された萬三の白モッコウバラ祭に合わせ、文化財保存設備として敷居のカバーや庭に面した大きな窓からの眺め を楽しみながら飲食ができる設えとして「萬三商店の丸折敷」を設置しました。 この企画は 2023 年４月から始動した半田市中心市街地・半田運河エリアの活性化事業として初めての試みで、このエリアの地域資源である国指定重要文化財小栗 家住宅を保護しながら公開・活用し、エリアの価値の向上を図る目的でおこなわれます。 
折敷の丸形は萬三商店の紋（ロゴマーク）に関連
敷居はまたぐもの ー今回設置した文化財保存設備についてー
国指定重要文化財小栗家住宅の公開・活用に向けて、建物の価 値や景観を損なわない形で保護をするため文化財保存設備として、 敷居のカバーや庭に面した大きな窓からの眺めを楽しみながら飲食が できる設えとして「萬三商店の丸折敷」を設置しました。建物や生活 形式の変化によって、敷居自体が減ってきたこと、“敷居はまたぐもの” という作法をしらない方も増えてきました。 今回あえて敷居に目線がいくような設えのカバーを設置し、敷居自体 やその作法について知ってもらえるような機会にするとともに、地域の 木工作家の手により文化財の価値や景観を損なわない美しい敷居カバーを制作しました。
折敷(おしき)とはうつわの下に敷きこむもののことですが、食器の代用としても使われ、直接料理を盛り付けることもあります。今回は窓の敷居の上にこの折敷ならべて、庭に向かったまま甘酒や日本酒、和菓子を嗜むことができるようにしました。 この折敷の丸形は小栗家が営んでいた萬三商店の紋（ロゴマーク）に関連づけており、丸形の両端には半円で切り欠きを入れています。この切り欠きは持ち手であり、敷居に置かれた時にも敷居の溝が隠れないような配慮でもあります。
企画:architectural design market 一級建築士事務所 市川大輔
制作:icura 工房 筒井則行
_ｕｎｇａ（すぺーす うんが）について
半田市中心市街地・半田運河エリアの活性化を目的に、コミュニティ形成や人材発掘を行うとともに、点在する地域資源や低未
利用地を活用し、地域経済活性化や生活の質の向上、エリアの価値の向上を図るため、半田市観光協会が半田市から委託
を受け設置します。ｕｎｇａの前のスペースは居場所や活動の場など受け皿の意味。文化活動や経済活動のコーディネートや
伴走の象徴です。
【拠点概要】
拠点名 _ｕｎｇａ（すぺーす うんが）
所在地 半田市中村町１―４０国指定重要文化財小栗家住宅内
設置日 2024 年 4 月 18 日
営 業 年中無休（年末年始休）、10 時～16 時
事業内容
・半田運河エリアマネージメント
半田運河の活動家の拠点、相談拠点、伴走拠点、運河で楽しみたい人が訪れる拠点
・半田運河のセレクトショップ
半田運河のお土産、半田エリアの発酵調味料関連商品の販売
・発酵カフェ
半田運河の文化に触れられる発酵カフェ
・ワークショップスペース
半田運河の活性化に関するミーティングスペース
問合せ 半田市観光協会 半田運河まちづくり事業部（０５６９―３２―３２６４）
国指定重要文化財小栗家住宅について
小栗家住宅は 1870 年（明治三年）に建造された 日本で現存する貴重な木造住宅の一つです。2004 年に半田市ではじめて国の有形文化財として登録され、令和 4 年 9 月 20 日、国の重要文化財（建造物）に指定されました。
https://www.handa-kankou.com/feature/mokkoubara/
萬三の白モッコウバラ祭 2024 について
毎年、国指定重要文化財 小栗家住宅の庭にある、半田市指定天然記念物「白モッコウバラ」を、開花の時期に合わせ特別公開しています。期間中は、萬三の白モッコウバラの花酵母を使用したお酒”愛してる”を限定販売するほか、毎週末には、ワークショップ、マルシェ出店、日本酒や和菓子を楽しめる企画など、様々なイベントを開催しました。
小栗家住宅 門庭に咲く日本最古・最大級の白モッコウバラ
「萬三の白モッコウバラ」は、樹齢 150 年を超える日本最古・最大級の白モッコウバラです。香り高く美しい花姿は、時代を超えて
大勢の人々に愛されています。長い時間をかけ成長したツルがハートの形をしていることから「愛」を象徴する木とされ、フォトスポットとしても人気です。
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